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ZIG ZAG WALK

おもしろきことは,よきことなり。

実践行動分析学「あと5分」(6/7)

行動分析学

前回の介入は失敗し,再度考えをめぐらせていたところ,着目する点を少し変えることにした。

今まで「あと5分」と言う行動をどうすべきかを考えていたが,視点を変え「歯磨きをする」という行動をどうすべきかを考えることにした。

【直前】 → 【行動】  → 【直後】

遊びあり → 歯磨きする → 遊びなし

 

この場合においても「遊びあり」が「好子」である。歯磨きする前後で「好子」である「遊び」がなくなることから,「好子」を「消失」させる行動は「弱化」=「頻度が減る」ことになる。一般に「好子消失による弱化」という。

 

好子消失による弱化に対する解決策としては,好子を消失させない仕組み(=「復帰」という。)を導入することになるが,歯磨きしながら遊びを継続するのはなかなか至難の業のように思える。

「好子」を「消失」させない方法はないか考えているうちに気付いた。

「好子」である「遊び」が「消失」するから「歯磨きしない」のであって,最初から「好子」が存在しなければ…。

 これまで我が家では,入浴後しばらくして就寝前に歯磨きをしていた。その間に親は家事をし,子どもは遊んでいたのである。

この流れを変え,入浴後すぐに歯磨きをしてそれから家事をすることにした。つまり,

【直前】 → 【行動】    → 【直後】

遊びなし → 歯磨きを終える → 遊びあり

 

という状況を作りだすのである。この場合,歯磨きを終えることにより「好子」である「遊び」ができるようになるので,「好子」を「出現」させる行動は「強化」されることになるはずである。

さて,この効果だが,その前に,行動分析学の本には,介入の前後でその効果がわかるよう測定するようになっている。そのため,毎日の状況を測定してみた。

 

日付 「あと5分」を言った数

10/2  1

10/3  2

10/4  1

10/5  1 ←1回目の介入

10/6  0 ←2回目の介入

10/7  0

10/8  0

10/9  0

10/10  0

10/11  0

以上のように,歯磨きの際に「あと5分」と言うことはなくなり,スムーズにできるようになった。